シスメックス、コロナ重症化予測で試薬販売 1月から
シスメックスは23日、新型コロナウイルス患者の重症化を予測する検査試薬の薬事承認を取得したと発表した。国立国際医療研究センターとの共同研究を通じ、重症化リスクの判定に有用な物質を特定した。自社の免疫測定装置「ヒスクル」を活用し最短17分で結果が分かる。医療機関などに2021年1月から発売する。
検査キットではコロナ患者の血液に含まれるたんぱく質のサイトカインの一種「インターフェロンラムダ3」を調べる。同物質は重症化の症状が出る数日前に血液中の濃度が上昇することが確認されおり、臨床有用性が報告されていた。
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