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ホソカワミクロン、粉体加工装置を増産 EV電池向け

粉体加工装置は完成後、防音室で試運転する(ホソカワミクロンの大阪工場、大阪府枚方市)

ホソカワミクロンは電子材料などの製造に使う粉体加工装置の主力拠点である大阪工場(大阪府枚方市)を3月末までに全面的に建て替え、国内の生産能力を2割増やす。2年半前から建設を順次進めており、総投資額は約40億円。自動車の電動化に伴いリチウムイオン電池向けの需要が急増していることに対応する。

大阪工場で生産するのは、固体の材料を細かく砕いたうえで粉の粒子を均一に整える装置。電子材料、食品、医薬品などの製造に使う。ホソカワミクロンは世界シェア首位だ。なかでもリチウムイオン電池向けは正極・負極の材料としてニッケル、黒鉛、タングステンなどの純度の高い粉体が必要で、受注が増えている。

建て替え後の工場の延べ床面積は1万平方メートルと以前と変わらないが、倉庫の一部を集じん装置を手掛ける奈良工場(奈良県五條市)に移して、製造に使えるスペースを広げ、生産能力を増やした。部品を内製するためのマシニングセンターや数値制御(NC)旋盤も一新した。

電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の普及で需要がさらに伸びるとみて増産態勢を整える。大阪工場は午前8時半から午後5時までの稼働だが、「人員を増やして時間を延長すれば一段の増産も可能」(大阪工場長の立山栄一執行役員)という。

ホソカワミクロンは2002年9月期~03年9月期に2期連続の最終赤字となった後、財務基盤を立て直すため、設備投資を抑えてきた。有利子負債の圧縮にメドが立った19年9月期から設備投資を活発化させており、20年9月期までの2年間に合計70億円を投じた。21年9月期も28億円と積極投資を続ける見通しだ。

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