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5Gで工作機械を遠隔操作 ドコモとキタムラ機械

NTTドコモとキタムラ機械(富山県高岡市)は23日、高速通信規格「5G」を使って遠隔操作できる工作機械を共同開発すると発表した。クラウドを介して機械に設計データを送ると、自動で金属の加工が始まる。NTTドコモが5Gを活用した工作機械の制御機能を商用化するのは初めてという。

設計データを送ると自動で金属の加工が始まる(キタムラ機械の工作機械)

2023年4月の商用化を目指す。CAD(コンピューターによる設計)データを5Gでクラウドに送り、処理したうえで機械に伝送する。穴開けや削りなどを1台でこなすマシニングセンターがデータを受け、自動車や航空機に搭載する部品を加工する。

キタムラ機械はすでにCADデータを読みこむと自動で動くマシニングセンターを開発している。ただ、部品の複雑化でデータ量が増えて伝送しづらく、作業者がUSBメモリーでデータを移したり、機械の情報処理能力を高めたりする必要があった。5Gを使うと遠隔地からも操作が可能になり、投資を抑えられる。

両社はキタムラ機械の本社工場(高岡市)に開発拠点を立ちあげ、5Gの環境を整えた。NTTドコモは23年3月までに5Gの人口カバー率を70%に引き上げる方針で「よほどの山間部にある工場でない限り、5Gを使える」(同社北陸支社)。人手不足に悩む製造現場などでの活用が広がるとみる。

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5Gとは
現行の「第4世代(4G)」の最大100倍の速さの次世代通信規格。毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットの最高速度はアナログ方式だった1980年代の第1世代の100万倍。2時間の映画を3秒でダウンロードできる。米国と韓国の通信大手が世界に先がけて商用サービスを始めた。

1Gから4Gへの進化は主に速さの向上だった。5Gは「多数同時接続」「超低遅延」という特徴が加わる。たとえば自宅で約100個の端末やセンサーを同時にネット接続できる。利用者が通信の遅れを意識することは格段に減る。

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