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タダノ新社長に氏家氏昇格 創業家外から初登用

高松市に本社を置く建設用クレーン大手のタダノは19日、副社長の氏家俊明氏(59)が社長に昇格する人事を発表した。4月1日付で就任し、多田野宏一社長(66)は代表権のある会長に就く。創業家出身者以外の経営トップは初めて。新型コロナウイルスの影響で世界的にクレーン需要が落ち込む中、グローバル戦略を推進し回復期に備える。

タダノの新社長に就任する氏家副社長㊧と多田野社長(19日、高松市)

多田野氏は会見で「120%の力で仕事をするには65歳が一つの節目だと考えていた」と述べた。氏家氏は2019年に丸紅からタダノに入社しており、多田野氏が丸紅に勤務していた時から面識があった。入社後2年間の仕事ぶりを見て「構想力と実行力を備えており、後継者たり得る人材」(多田野氏)と判断した。

氏家氏は丸紅で輸送機械事業などに携わっており、「タダノと異なる世界を見てきた経験を生かせば、新しいことができる」と話す。創業家出身者以外から初めての経営トップとなることは意識していないといい、「これまでの社長が築いてきたタダノブランドを、もう一歩上のものに引き上げたい」(氏家氏)。

足元の経営環境は厳しい状況にある。タダノは21年3月期の連結最終損益で、過去最大となる109億円の赤字を見込んでいる。クレーン需要の減少に伴い、過去に買収した欧州事業を黒字化する計画にも遅れが生じている。

買収により商品ラインアップに加わった超大型クレーンは、洋上風力発電の建設時などに必要となる。環境意識の高まりを背景として需要が見込まれることから、欧州事業の立て直しに向けて販売先を開拓していきたい考えだ。

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