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広島市のPCR検査、19日に開始 午前中に列も

広島県は19日、広島市中区の住民や就業者ら最大8000人を対象とした新型コロナウイルスのPCR検査を始めた。21日までは住民が対象で、3日間で最大6000人を検査する計画。会場となっている旧市民球場跡地(広島市)には開始前から検査を希望する人の列ができた。

開場前に30人ほどが列をつくった(19日午前、広島市)

検査会場はドライブスルー形式に加え、徒歩でも来場できるように動線が分けられた。徒歩での来場のための入り口には開始前に30人ほどが並び、開始予定の午前10時から5分ほど繰り上げて受け付けを始めた。ただ、平日ということもあり、午前中の段階で渋滞の発生や大きな混雑は見られなかった。

40代男性は「特に症状はないが無症状でも感染している人がいるので、せっかく県で検査してくれるのであれば」と参加。「結果が出るのは20日以降ということで少し不安もある」と話した。70代女性は「問診票の記入などで少し戸惑うところがあり、説明を徹底してほしかった」と感想を漏らした。

19日午前9時時点の集計によると、住民向け検査の3日間の合計予約数は1493人と想定の4分の1にとどまっている。県では初日に約500人の来場を見込んでおり、担当者は「当日の予約でも受け付ける。積極的な協力をお願いしたい」と話す。

県は当初、広島市中心部4区の28万人を対象に検査する計画だった。しかし、感染状況が落ち着いてきたため同市中区の8000人程度に対象を絞り、感染の再拡大局面に備えた「試行的な取り組み」として実施する。大規模検査を機動的に実施できるよう、案内や予約管理、検査など各工程における課題を洗い出す。会場での滞留を防ぐため、薬局で受け取った検査キットであらかじめ採取した検体を持参する方法も取り入れた。

就業者向けの検査は24日からの3日間で実施する予定。検査を希望する事業所に検査キットを送付・回収する。対象は2000人としているが、希望者はすでに3000人を超えている。県は住民の検査数を見ながら、当面は予約を受け付ける方針だ。

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