NTTドコモ、農業やスポーツで5G活用実験
[有料会員限定]
次世代通信規格「5G」の応用範囲を農業やスポーツに広げようと、NTTドコモが四国で実験を行っている。大容量のデータを送信できる特徴を生かして、遠隔地から農家に技術支援したり、サッカーを指導したりする実験を実施。四国でも5G対応地域は拡大していて、今秋開業した香川県の施設には5G体験エリアも開設された。
取り組みの一つが、メガネ型のウエアラブル端末「スマートグラス」を使ったスマート農業だ。端末の画面...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1134文字
5Gとは
現行の「第4世代(4G)」の最大100倍の速さの次世代通信規格。毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットの最高速度はアナログ方式だった1980年代の第1世代の100万倍。2時間の映画を3秒でダウンロードできる。米国と韓国の通信大手が世界に先がけて商用サービスを始めた。
1Gから4Gへの進化は主に速さの向上だった。5Gは「多数同時接続」「超低遅延」という特徴が加わる。たとえば自宅で約100個の端末やセンサーを同時にネット接続できる。利用者が通信の遅れを意識することは格段に減る。
関連企業・業界
企業: