滋賀県が往来自粛要請、緊急事態宣言拡大で対象地域から

緊急事態宣言の対象地域に大阪や京都など7府県が追加されることを受け、滋賀県は13日に新型コロナウイルス感染症対策会議を開き、対象地域からの往来自粛を新たに要請することを決めた。三日月大造知事は「対象地域の拡大で滋賀県は(東西を)挟まれる形になった。医療提供体制は厳しい状態が続いている。不要不急の往来を控えていただきたい」と述べた。
12日時点の医療体制の状況は最大確保病床(280床)の使用率が73.9%、現時点確保病床(239床)の使用率が86.6%。ともに4段階の感染状況のうち最も深刻な「ステージ4」の基準を超えている。対策会議では3つの対応方針が示され、県の計画を上回る病床確保を医療機関に要請していることが報告された。310床をめどに上積みを探る。第3の宿泊療養施設の確保に加え、重症化リスクの低い感染者の自宅療養を認める。