山口県の延べ宿泊者数、9月は前年比プラスに

山口県は8日、県内の9月の延べ宿泊者数が前年同月比8.5%増の31万4550人となり、都道府県で唯一、前年を上回ったと議会に報告した。観光政策課は7月に発売したプレミアム宿泊券の効果が大きいとみている。
観光庁の宿泊旅行統計調査(速報値)によると、宿泊施設の客室稼働率でみても、山口県は9月が62.4%と全国で最も高く、2位の青森県(48.8%)を大きく上回った。中国地方の他の4県は40%台だった。
プレミアム宿泊券の利用期間は2021年1月15日まで。11月20日までに発売枚数の55%が利用されており、県は年末年始にかけて利用が一層進むとみている。
プレミアム宿泊券は5000円券を2500円で販売。山口県内の宿泊施設を通常の半額で泊まれる。新型コロナウイルス対策で販売地域を県内と中国・四国・九州地方に限定し、合計51万枚を4回に分けて販売した。人気が高く、いずれも即日完売した。
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