石川樹脂工業、マスク内のフレーム 原料に伊藤園の茶殻
プラスチック製品の石川樹脂工業(石川県加賀市)は、樹脂に茶殻を混ぜたマスクフレームを開発した。マスク内に装着すれば口元の空間を確保し、メーク崩れやムレなどを防ぐ。伊藤園が商品を生産する過程で発生する茶殻を2割混ぜ、石油由来の原料を減らして環境に配慮した。

「茶殻入り3D立体快適マスクフレーム」は、幅10.6センチ、奥行き5.9センチ、高さ5.4センチ。色は淡い緑色で、マスクに装着しても目立ちにくい。デザイン会社のsecca(セッカ、金沢市)と開発した。水洗いだけでなく、漂白剤やアルコールでの洗浄も可能。繰り返し使える。
通販サイト「アマゾン」での販売価格は3個入りで481円。小顔の人向けに小さいサイズ(幅9.5センチ、奥行き5.2センチ、高さ4.2センチ)の販売も始める。