コメ食味、中国地方5品種に「特A」 鳥取は2品種
日本穀物検定協会が4日に発表した2020年産のコメの食味ランキングで、中国エリアでは平成以降で最多の5品種が最高ランク「特A」に選ばれた。
岡山県の「きぬむすめ」が5年連続、島根県の「つや姫」が4年連続で特A。鳥取県の「きぬむすめ」「コシヒカリ」の2品種、広島県(北部地区)の「あきさかり」が加わった。
鳥取で常連のきぬむすめとともに選ばれたコシヒカリは初選出。「昨夏は猛暑が厳しかったのでびっくりしている。水の管理など注意を呼びかけたのが良かったのだろう。さらに新品種の振興につなげたい」(県生産振興課)という。
山口県は「全県で前年に続きトビイロウンカの被害を受け、9月上旬の台風で瀬戸内沿岸部が潮風害を受け、品質にも影響が出た」(農業振興課)ため、2年連続で特A品種が出なかった。今後は「薬剤切り替えでトビイロウンカ被害を抑えたい」(同)という。