四国の地域・観光振興へ連携 JR四国などが団体設立

JR四国などは3日、四国の地域振興や観光振興に向けた連携団体「四国家サポーターズクラブ」を設立した。24の企業・団体が参画し、得意分野を持ち寄って新規事業を立ちあげる。地域の特色を生かした商品・サービスを開発したり、若者向け観光コンテンツを掘り起こしたりする。
同日、高松市で最初の会議を開いた。JR四国や日本郵便四国支社、四国電力は2018年から連携事業として地域振興に取り組んでおり、活動の幅を広げるため会員を募って同クラブを発足させた。JR四国の半井真司会長は「四国の活性化につながるような企画をどんどん提案してもらいたい」と述べた。
会議では21~25年度の中期計画を示した。四国遍路の世界遺産登録の機運を高めるプロジェクト、地域の祭りや郷土芸能を観光コンテンツにする事業などを進める。