/

マラソン、鈴木健吾選手が日本新 初の2時間4分台

びわ湖毎日マラソン

(更新)

びわ湖毎日マラソンが28日、大津市皇子山陸上競技場発着のコースで行われ、一般参加で25歳の鈴木健吾(富士通)が日本選手で初めて2時間4分台となる2時間4分56秒の日本新記録で初優勝した。従来の日本記録は東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)が2020年の東京マラソンでマークした2時間5分29秒。

鈴木は36キロ過ぎに、同走していたサイモン・カリウキ(戸上電機製作所)と一般参加の土方英和(ホンダ)を引き離して独走態勢に。終盤ながら1キロごとに3分を切るラップで刻み、2時間10分21秒の自己ベストを大きく上回る、日本選手初の2時間4分台の好記録をマークした。今大会に東京五輪の日本代表内定選手は出場していない。

びわ湖毎日マラソンは今回の第76回大会で琵琶湖沿いを走る滋賀県での開催は最後となり、来年からは大阪マラソンと統合される。鈴木は「こんなタイムが出ると思わなかった。正直、自分が一番びっくりしている。びわ湖を走る最後の大会で記録が出せたことを誇りに思う」と話した。

鈴木は愛媛県出身の25歳。宇和島東高から神奈川大に進学し、当時から将来を嘱望されていた。東京箱根間往復大学駅伝には1年から4年連続で出場した。各校のエースが集まる「花の2区」を3回走り、3年生だった17年には2区の区間賞を獲得した。同年のユニバーシアード夏季大会ハーフマラソンでも銅メダルを獲得している。

富士通に入社後は東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾らとともにチームを支え、今年の全日本実業団対抗駅伝でも好走して12年ぶりの優勝に貢献した。

初めてマラソンに挑戦した18年東京での2時間10分21秒が、これまでの鈴木の自己ベストだった。19年の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では7位に終わり、24年パリ五輪を目指している。

日本実業団陸上競技連合は15年、日本記録を更新した選手に1億円の報奨金を贈る制度を設けたが20年に終了しており、鈴木は1億円を手にすることはできない。

厚底使った川内も自己ベスト

今大会は好記録が続出し、土方英和(ホンダ)が日本歴代5位の2時間6分26秒で2位に入った。細谷恭平(黒崎播磨)が2時間6分35秒で3位、井上大仁(三菱重工)が招待選手トップの4位で、5位の小椋裕介(ヤクルト)までの4人が2時間6分台をマークした。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「歴史を変えてくれた。(この日は)日本の男子マラソンのレベルが上がった日」と喜んだ。

33歳の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)も2時間7分27秒の自己ベストを記録して10位に入った。アシックスの厚底シューズをはいて好記録の川内は「こういうことを言うとあれですが、厚底に変えたのが大きい。(筋力トレーニングをして)厚底に対応する足づくりができた」と照れながら話した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン