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桐蔭学園、激しさと冷静さで2連覇 高校ラグビー

後半、ディフェンスをかわし突進する桐蔭学園・青木=共同

桐蔭学園は前半、FWが近場を攻め続ける戦術を採った。狙いは、ボールを狭い範囲にとどめて相手FWを引き寄せること。ここでの誘導が後半への布石になった。

17-10の後半5分。密集周辺の防御に意識が向く京都成章を惑わすように、一転して大きく展開。最後はWTB今野がトライを奪った。途中、身長187㌢、体重110㌔のロック青木がパスをもらうと見せかけてマークを引き付け、後方から走り込んだバックスの突破につなげた動きがアクセントになった。

青木はタックルに来る相手FWを何度も地に転がし、「1対1(の局面)は多分、全部勝った」。個の力の一方で、開始早々からFWが束になってボール奪取し、京都成章FWをたじろがせたことも大きかった。

パスしようとした先に相手が突っ込むのを見て、とっさに逆サイドに放って突破を生んだSH伊藤や、DFライン裏へのショートパントで局面を打開したSO中。頂点に立つにふさわしい冷静さで、終始、試合を支配した。

昨秋の神奈川県予選決勝が分岐点になった。東海大相模に辛くも19-17で勝ってナンバー8佐藤主将が思ったのが「自分と青木が目立つ試合をするとしんどくなる」。2人が自身の突破力に頼らず「周りを生かそう」と心掛けたことが、ポイントになった後半5分のトライの背景にあった。

「日に日に彼らが大きくなっているのを感じた」と藤原監督。新型コロナウイルス禍で練習がままならない苦悩を乗り越えた教え子の成長は、連覇の事実以上に心を揺さぶるものだったようだ。

(合六謙二)

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