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専攻新設で「就職に強い音大」(キャンパス探訪)

大阪音楽大学

梶さんの特別講義には学生や保護者など50人以上が集まった

大阪音楽大学(大阪府豊中市)が相次ぎ新たな専攻を開設している。2016年の2専攻に加え、22年にはレコード会社や音楽プロダクションへの就職を想定した「ミュージックビジネス専攻」を立ち上げる。企業への就職を念頭に置いた音大の専攻は珍しい。実際に音楽家への道を歩む卒業生は限られる実情を踏まえ「就職に強い音大」を目指す。

3月下旬、同大キャンパスで受験対象者向けの特別講義が開かれた。教壇に立ったのは、宇多田ヒカルやいきものがかりなどの宣伝プロデューサーとして知られる梶望さん。来春、客員教授に就任予定だ。米同時テロ後の社会情勢を受け、宇多田の新曲ビデオを全面的に作り替えたエピソードなど豊富な実務経験を語った。さらには仮想現実(VR)などテクノロジーをどう生かすか、半年後1年後のヒット作のヒントをどこに求めるか、現場の生の声に参加者は固唾をのんで聞き入った。

同大の学部生は1学年約200人とバブル期の4割以下。少子化に音大の就職難が拍車を掛けた。5年前、映画音楽やCM音楽の作曲法を伝授する専攻と音楽イベントを街づくりに生かす専攻を立ち上げたのも、多様化する学生の志向に応えた結果だ。

本山秀毅学長は「レコード会社やイベント制作会社などを志望する学生は多いが、これまで音大の視野に入っていなかった」と話す。音楽家を育成する大学から音楽で就職する大学へ、シフトを加速させる。

(山本紗世)

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