空の驛舎「雨の壜」 他者との結びつき、手探りの対話で
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今日と同じ日常が明日も訪れるのは幸せなことだ。突然非日常がなだれ込むこともある。災害、家族の病、疫病。非日常がそのまま日常化することもある。そんな時、人はどう自分と向き合うのか。空の驛舎(えき)の「雨の壜(びん)」は、今より少し先の、コロナ禍が一見収まったかに見える頃を描いた新作(2月18日、東大阪市の布施PEベースで所見、中村ケンシ作・演出)。
休診日の病院のロビー。入院患者や家族、看護師らの...

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