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大阪ミナミで伝統芸能の名物講座復活 上方文化再生狙う

上方歌舞伎、文楽などの俳優や技芸員が実演とトークで伝統芸能の魅力を伝える「上方文化講座」が2年3カ月ぶりに復活する。同講座は2020年春に惜しまれつつ閉館した大阪ミナミのトリイホールの名物企画だ。主催は地元商店会などで構成する大阪ミナミ国際文化交流委員会。ミナミの小劇場、千日亭から3月27日までオンラインで発信する。

関西では昨年、上方文化をけん引してきた女形の片岡秀太郎が亡くなり、文楽人形遣いの大御所、吉田簑助も引退した。同委員会の本間一成委員長は「ミナミで花開いた劇場文化と柔らかく優美な技芸を再生し、上方文化を未来につなげたい」という。

復活第1弾の講座には上方舞山村流六世宗家の山村友五郎と文楽人形遣いで人間国宝の桐竹勘十郎が出演している。友五郎が文楽の名場面をうたう上方唄「浄瑠璃くずし」の舞を実演。勘十郎が「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」酒屋の段におけるお園のさわりの場面を披露した。実演後はナビゲーターの落語家、桂吉坊を交え上方文化について語り合った。

上方文化講座は前身の「上方文化再生フォーラム」を含め、07年から19年12月まで70回以上開催された。早稲田大学の故鳥越文蔵名誉教授が制作に関わったことで毎回奥深い内容となり、鳥越教授も「(ミナミの)道頓堀はいろんな伝統文化が生まれた大事な場所。街の歴史と文化を検証し、伝えてほしい」と語っていた。

同委員会は今後、年2~3回のペースで講座を開く考えで、オンラインだけでなく千日亭での観客入りも検討する。制作協力のコテンゴテン、峯田悦子代表は「まず地元大阪の人たちに関心を持ってもらい、上方文化復活の機運を高めていきたい」と話す。視聴用URLの申し込みはコテンゴテンのウェブサイト(https://coten-goten.com/)で25日まで。

(浜部貴司)

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