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辻久子さんが死去 バイオリニスト

(更新)

日本を代表するバイオリニストで音楽教育にも力を入れた辻久子(つじ・ひさこ、本名=坂田久子=さかた・ひさこ)さんが7月13日、大阪市内で死去した。95歳だった。告別式は近親者で行う。

1926年、大阪に生まれ、6歳のとき、父の吉之助さんにバイオリンの手ほどきを受けた。12歳で音楽コンクール(現日本音楽コンクール)のバイオリン部門で1位になり「天才少女」として脚光を浴びた。

文部省(当時)派遣の音楽使節として旧満州(現中国東北部)をはじめ中国各地で演奏。50年代以降はたびたび、旧ソ連のほか、チェコ、英国、スイスなど欧州各国への演奏旅行に出掛けた。84年には、辻さんの半生を描いたテレビドラマ「弦鳴りやまず」が放映され、話題を呼んだ。

73年、自宅を売却してイタリアの名器「ストラディバリウス」を購入したことでも知られる。

演奏活動で得たものを還元しようと93年、桜宮弦楽塾(後の辻久子弦楽塾)を開き、子供から20歳ぐらいまでの生徒たちにバイオリンを教えていた。クラシックに限らず、教育や文化振興にも熱心だった。89年紫綬褒章。88年4月、日本経済新聞に「私の履歴書」を連載した。

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