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観世流と宝生流、比較鑑賞する能公演

大倉流大鼓方の山本哲也㊧と幸流小鼓方の成田達志

能企画ユニットのTTR能プロジェクトは「『観世流VS宝生流』流儀大解剖!」と題した公演を25日、湊川神社神能殿(神戸市)で開く。両流からシテ方5人ずつが出演。同じ演目でも演じ方が異なる謡や舞を、トークショー形式の解説も交え上演する。

TTRは幸流小鼓方の成田達志と大倉流大鼓方の山本哲也によるプロジェクト。能の公演は大部分をシテ方が主催しており、囃子(はやし)方が企画する公演は珍しい。TTRでは従来の公演形態に縛られない独自の視点で、新たな能楽ファンを開拓する取り組みを約20年にわたって続けてきた。

今回はシテ方5流のうち最大勢力で関西を拠点とする能楽師も多い観世流と、東京と北陸が中心で関西では公演機会の少ない宝生流の魅力を比較する趣向だ。「華やかな動きの観世流に対し、宝生流は内面に込める心、気の充実を重視する芸が特徴」(成田)。

舞囃子「乱(みだれ)」では観世流の味方玄(しずか)と宝生流の辰巳満次郎が同時に舞台に上がる。水中から現れた酒好きの妖精である猩々(しょうじょう)の舞が見どころの演目で「水上を舞う特徴的な所作が流儀によって全く違うのが、見えてくる」(山本)。

一見マニアックな内容だが、TTRは初心者でも理解できるよう公演全体の演出やトークを重視してきた。今回も「全く能を知らなくても楽しんでもらえる内容で、今後能を鑑賞するための手引になるはず」(成田)。

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