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対等の2人 溶け合うハーモニー(音楽評)

南佳孝&杉山清貴JOINT LIVE

ビートルズ愛の詰まった演奏を披露した=宇山 ケンジュ撮影

近年、日本のポップス界において再評価されて注目されているのがシティ・ポップ。これは音楽のジャンルではなく、洋楽的なメロディーや都会的で洗練されたサウンドを持つ楽曲のこと。その〝シティ・ポップ派〟とされる南佳孝と杉山清貴のジョイントライブが去る3日、大阪・梅田のビルボードライブ大阪で催された。

長年ソロで活動してきた2人が意気投合して2015年から一緒のライブをスタート。これまでにアルバム2枚をリリースしている。

南が71歳で杉山が61歳。年齢差は10年あるが、共通点はビートルズの大ファン。ということで、ライブはオープニングからビートルズのカバーを2曲、「ベイビーズ・イン・ブラック」と「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を歌った。音楽性はアーバン感覚でお洒落(しゃれ)な南、アウトドア型で夏と海が舞台のリゾートソングが多い杉山と持ち味は異なるが、2人の歌声が溶け合うと心地よいハーモニーとなった。

途中でソロのコーナーがあり、杉山はデビュー時のバンド、オメガトライブ時代のヒット曲「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」など、南は代表曲の「スローなブギにしてくれ(I want you)」などを披露した。

そして再び2人がステージに立ち、カバー曲やオリジナル曲を披露したが、互いに一国一城のソロのキャリアが長かった分、このジョイントライブで改めて対等な立場でするハーモニーの楽しさを新たな刺激として味わっているように思えた。

本編最後の曲は2人で共作した「愛を歌おう」。所々にビートルズの「愛こそすべて」に通じるようなハーモニーやメロディーが感じられ、2人のビートルズ愛が伝わってきた。

(音楽評論家 石井 誠)

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