三井住友銀、滋賀・草津にキャッシュレス店舗 西日本初

三井住友銀行は8日、窓口で現金を扱わないキャッシュレス店舗の草津支店(滋賀県草津市)を開業した。キャッシュレス店舗は同行として西日本では初めてで全国でも3店目。高機能ATMの活用などで税金の納付や高額の入出金といった窓口業務を効率化する一方、ベッドタウンとして人口が増加する草津市で子育て世帯などの相談業務に力を入れて資産形成需要を取り込む。
三井住友銀行が関西で出店するのは11年ぶりで、滋賀県内では初の支店となる。店舗は近鉄百貨店草津店の3階にあり、銀行店舗には珍しくシャッターや壁を設けないことでフロアとの一体感を出した。店頭で入出金の金額などの取引内容を伝えると、QRコードが発行され、それを高機能ATMで読み込んで現金の入出金などの手続きができる。呼び出しの順番がきたら携帯電話に通知するシステムも導入した。待ち時間を買い物に使えるなど顧客の利便性を高めた。