/

JCRファーマ、ワクチン原液工場新設 既存製品も増強

神戸市内で会見したJCRファーマの芦田信会長兼社長㊨と久元喜造神戸市長

中堅製薬のJCRファーマは4日、新型コロナウイルスワクチンの原液を製造する新工場を神戸市内に立ち上げると発表した。2022年10月に完成予定で、既存工場から生産を移管する。切迫するワクチン需要に対応しながら、希少疾患治療薬など医薬品事業の成長と両立させる。

同日に神戸市内で開いた記者会見で、JCRファーマの芦田信会長兼社長は「いまだに新型コロナの収束という出口が見えていない。できることをやり遂げていきたい」と決意を述べた。久元喜造・神戸市長は「国内初となるワクチン原液の製造拠点の設置は大きな意味を持つ」と話した。

アストラゼネカから受託したワクチン原液は現在、神戸市内の工場の一部で製造している。JCRファーマは他人の細胞を使った国内初の再生医薬製品を手がけ、遺伝子難病群「ライソゾーム病」の治療薬を開発するなどバイオ技術にも強みを持つ。ワクチン原液製造に伴い、治験薬や希少疾患治療薬の原薬の製造を計画していた場所が使えなくなった。

一方で、以前から手掛けていた希少疾患治療薬も実用化が近づいている。20年9月にはライソゾーム病の一種である「ハンター症候群」の治療薬候補について、製造販売の承認申請を実施。3月中にも承認を取得できる見通しだ。製造スペースを確保する必要があり、ワクチン原液用の新工場が必要となっている。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン