女性医師の絵本、被災地励ます 遺品の原稿から出版
阪神大震災26年
[有料会員限定]
「いつか人を温かい気持ちにし、勇気づける童話作家になりたい」。阪神大震災で命を落とした若き女性医師の絵本が、子どもたちに読み継がれている。遺品のノートにあった原稿から完成した絵本は、神戸市だけでなく東日本大震災の被災地にも贈られた。女性医師の姉の元には、今も感謝の手紙が各地から届く。
女性医師は、神戸大病院に勤めていた中條聖子さん(当時29)。1995年1月の震災で、神戸市の自宅で家具の下敷きにな...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り737文字