/

20年春の緊急事態下、2割うつ状態 コロナで1万人調査

記者会見する徳島大の山本哲也准教授(26日、徳島市)=共同

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた2020年春の緊急事態宣言の期間中、18%の人が治療の必要なうつ状態にあり、48%がストレスを感じていたとする約1万1千人へのオンライン調査結果を、徳島大の山本哲也准教授(臨床心理学)らのチームが27日までに、発表した。

単純比較はできないが、コロナ流行以前の別の研究や調査に比べ割合は増加。欧州のように強制的でなく、自粛に頼る「ゆるいロックダウン(行動制限)」でも負荷が大きいことを示した。

ストレスが特に高かったのは、医療関係者や39歳以下の若い世代、精神疾患の既往歴がある人。チームは「個々人の事情に合わせた、きめ細かな支援が必要だ」とした。

調査は緊急事態宣言が出ていた20年5月11~12日、感染者が比較的多かった首都圏や関西圏などの7都府県に住む人を対象に実施。うつ病の重症度を測る9項目の質問では、18%がうつ状態とされた。13年に日本で実施された別の研究では8%だった。

「絶望的だと感じましたか」など6項目の質問で宣言発令から1カ月間のストレスを測ると、12%が重度、37%が軽度~中等度のストレスを抱えていた。19年に同じ質問で調べた厚生労働省の国民生活基礎調査では、ストレスのある人は27%だった。

ストレスの重さに影響する要因を分析すると、孤独、コロナにまつわる不安や不眠、仕事や勉強がうまくいかなくなったことが浮かび上がった。

チームは、回答者が今月始まった緊急事態宣言でどんな影響を受けたかも引き続き調べる方針。〔共同〕

新型コロナ特集ページへ

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン