「私もがん」命燃やす医師 緩和ケア、患者と寄り添う
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「できるだけ家族のそばにいて、自宅で最期を迎えたい」。JR三ノ宮駅(神戸市)から車で20分ほどの住宅街にある在宅療養支援診療所「関本クリニック」。院長の関本剛さん(44)は緩和ケア医として、がん患者の疑問や不安に日々、耳を傾ける。
2019年10月、自身もがんで余命2年の宣告を受けた。「緩和ケア医の集大成をみせる」。その思いを原動力に、治療と仕事の両立を続ける。
緩和ケア医としての原点にあるのは...
多様化する働き方や社会の変化に戸惑いながらも、答えを探す人たちの群像を描きます。