/

「黒い雨」訴訟控訴審が結審 広島高裁、7月14日判決

(更新)

広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びたのに、国の援護を受けられないのは違法だとして、住民84人(死亡者含む)が広島県と広島市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が17日、広島高裁(西井和徒裁判長)で開かれ、結審した。判決は7月14日。

昨年7月の一審広島地裁判決は、国が援護対象とする区域の外にも黒い雨が降った可能性を指摘し、原告全員を被爆者と認め、県と市に手帳交付を命じた。

この日の弁論で原告の高東征二さん(80)が意見陳述し「一刻も早くわれわれを救う方向で結論を出してくださるようお願いします」と訴えた。

結審後の記者会見で原告団長の高野正明さん(82)は「速やかに審理を進めてくれた。勝訴判決が出ることを期待している」と語った。原告側代理人の竹森雅泰弁護士は「判決の7月まで長いが、高裁は国側が上告することを見越し、最高裁でもひっくり返らない判決を書こうとしているのだろう」と自信を示した。

県と市、訴訟に参加する厚生労働省は昨年8月「最新の科学的知見や過去の裁判の確定判決に反する」などとして控訴。控訴理由書で「文献立証や専門家の意見書を順次提出していく」などと争う姿勢を示していた。

厚労省は、援護区域拡大を求める地元の意向を受け、黒い雨の降雨域や人体への影響を再検証する有識者検討会を設置。今月18日に第2回会合が開かれる。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン