ケリー米大統領特使、9月訪中か 温暖化対策で協力模索

【ワシントン=共同】ロイター通信は24日、バイデン米政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使が9月に中国訪問を計画していると報じた。関係筋の話としている。地球温暖化対策は米中にとって比較的協調しやすい分野とされ、10~11月に英国で予定される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)などに向け協力を模索するとみられる。
ケリー氏は4月半ばに上海を訪れており、大統領特使としては2回目の訪中となる。上海では中国の解振華担当特使と会談し、米中両国が気候危機への対応で協力することを確認する共同声明を発表した。4月下旬にバイデン大統領が主催した気候変動に関するオンライン首脳会合では習近平国家主席が演説した。