スリランカ人工場長惨殺、パキスタン経済の人材難に拍車
強硬派イスラム団体の支持者が暴徒化
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パキスタン北東部シアルコットで数百人の群衆がスリランカ人の工場長を惨殺した。多くはイスラム強硬派の政治団体の支持者とみられ、工場長がイスラムを冒瀆(ぼうとく)したと非難していた。パキスタンの「宗教リスク」があらためて認識された格好だ。シアルコットは同国の輸出を支える製造業の集積地で、南アジアに頼る専門知識を持った高度人材の採用が滞る可能性もある。
報道などによると、3日に殺害されたのはスポーツ用...