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タイ石油公社、香港の製薬会社を買収 285億円投資

【バンコク=村松洋兵】タイ国営のタイ石油公社(PTT)は26日、アイスランドのヘルスケア投資ファンド「アズティーク」と共同で、香港に拠点を置く製薬会社アルボジェン・エマージング・マーケッツ・ホールディングス(AEMH)を買収すると発表した。PTTは2億5000万米㌦(約285億円)を投資する。脱炭素に向けて新事業の生命科学分野を強化する。

アズティークと共同買収の主体となるのは、PTTが2020年に生命科学分野への進出を目的として全額出資子会社として設立したイノビック。これまでに医療用マスクの原材料生産や植物由来のたんぱく質食品の開発に乗り出している。

アズティークはAEMH株主のアルボジェン株を保有しており、アズティーク負担分を含めた全体の投資額は4億7500万㌦。イノビックとアズティークは英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズやシンガポールのテマセク・ホールディングスなどの株主からAEMH株を取得する。22年1~3月期中の手続き完了を見込む。

AEMHは台湾証券取引所上場の後発医薬品大手ロータス・ファーマシューティカルを傘下に持つ。PTTは既にロータス株を6.66%保有しており、AEMHの買収で出資比率は37%に高まる。PTTはAEMHが欧州のマルタに構える製薬子会社アダルボにも間接的に60%出資することになる。

タイ政府は50年までに温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目標に掲げる。経済政策ではバイオや環境関連の新産業創出に注力している。PTTは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)生産の合弁会社を設立するなど、国家目標の達成を先導する役割を担っている。

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