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タイ石炭バンプー、米ガス田を960億円で買収 生産3割増

【バンコク=村松洋兵】タイの石炭最大手バンプーは20日、米エクソンモービルの子会社から米テキサス州の天然ガス田を7億5000万ドル(約960億円)で買収すると発表した。バンプーは米国で他のガス田も保有しており、追加取得でガス生産量が約3割増える。石炭より温暖化ガス排出が少ない天然ガスへのシフトを加速させる。

取得するガス田の生産量は日量2億2500万立方フィートで、約1200キロメートルに及ぶパイプラインの譲渡も受ける。バンプーは米国の需要地に直接ガスを供給できるとしている。買収額はガス価格に応じて調整し、最大で5000万ドルを上乗せする。6月までの取引完了を目指す。

バンプーは2016年に米ペンシルベニア州のガス田を取得してガス事業に参入した。19年には今回買収するガス田と同じ地域にある権益を取得している。追加取得により合計のガス生産量は日量約9億立方フィートに増える。テキサス州では21年にガス火力発電所も買収しており、ガス生産との相乗効果を高める。

同社は25年までに低炭素事業から得る利益の比率を全体の5割以上に高める目標を掲げ、天然ガスや再生可能エネルギーへの投資を増やしている。ソムルディー・チャイモンコン最高経営責任者(CEO)は「環境に優しいエネルギーを拡大し、事業改革を加速させる」とコメントした。

22年1~3月期の連結決算は、エネルギー価格の上昇によりEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が前年同期に比べ約2.2倍の5億9600万ドルに増えた。このうち石炭が7割弱、ガスが3割弱を占める。

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