/

タイ通信AIS、株主に新興ガルフのTOB拒否呼び掛け

【バンコク=岸本まりみ】タイ携帯通信最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は19日、タイの民間電力大手ガルフ・エナジー・デベロップメントが実施するTOB(株式公開買い付け)を拒否するよう株主に呼び掛けた。足元の株価に比べて「ガルフが提示しているTOB価格が低すぎるためだ」と説明している。

ガルフは4月中旬、タイ投資会社大手インタッチ・ホールディングスと、インタッチが筆頭株主で約40%を出資するAISにTOBを実施すると発表し、6月末から買い付けを始めていた。

AISは19日、タイ証券取引所に今回のTOBに関する意見書を提出した。ガルフの買い付け価格は「適正価格より低い」と指摘し、株主にTOBに応じないよう求めた。ガルフはAIS株を1株当たり約121バーツ(約420円)で買い付けている。AIS側は1株214~234バーツが適正価格だと主張している。

ガルフは並行してインタッチ株を1株当たり65バーツで買い付けている。インタッチは19日、同じくタイ証取に提出した意見書で、TOB価格について「適切」と評価した。株主に対しては「当社の株を持ち続けるか、TOBの一部のみを受け入れることも検討できる」と言及するにとどめた。

ガルフはすでにインタッチ株を約19%保有しており、TOBを通じて残りの全株取得を目指している。AISへのTOBを含めたガルフの総投資額は5200億バーツ規模に達する可能性がある。

ガルフは2011年設立の独立発電事業者で、タイを中心にガス火力や再生可能エネルギーによる発電事業を手掛ける。20年12月期連結決算の売上高は333億バーツ、純利益は42億バーツだった。AISの買収で通信事業への本格参入を狙っている。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン