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タイ、外国人客に入国料 6月から最大約1200円

【バンコク=井上航介】タイ政府は14日、外国人観光客から1人当たり最大300バーツ(約1200円)の入国料を徴収すると発表した。タイが入国料を導入するのは初めてで、6月にも運用を始める。新型コロナウイルスの影響で減少した税収を補うほか、観光業の再生などに生かす狙いがある。

同日開いた閣議で承認された。タイ観光・スポーツ省によると、空路で入国した場合は300バーツ、陸路と海路は150バーツを徴収する。空路では航空券購入時に料金が請求される。タイの労働許可証を保有している場合やトランジットの入国者は徴収を免除する。

タイには新型コロナの感染が広がる前の2019年に約4000万人の外国人客が訪れていた。21年は約43万人まで落ち込んだが、昨年にはコロナ関連の入国規制を撤廃。タイ政府は23年の外国人客数が2500万人まで回復すると予測する。

入国料は観光地の維持・管理に加え、海外旅行保険に加入していない外国人客の保護などに充てる。タイ政府は17〜19年に事故や急病に見舞われた外国人客の治療のために3億〜4億バーツを負担していた。

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