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ミャンマー財閥系ヨマ社、赤字22億円 クーデター痛手

ヨマ・ストラテジック・ホールディングスが運営するケンタッキー・フライド・チキンの店舗(2018年7月、ヤンゴン市内)

【バンコク=岸本まりみ】ミャンマーで不動産開発などを手掛けるヨマ・ストラテジック・ホールディングスは14日、2020年10月~21年3月期の最終損益が1992万ドル(約22億円)の赤字(前年同期は1594万ドルの赤字)だったと発表した。2月に発生したクーデター後、初の決算。新型コロナウイルスの感染拡大と政情混乱の影響で、飲食や自動車部門が落ち込んだ。

売上高は前年同期比16%減の4394万ドルだった。ヨマ・ストラテジックは「継続的な新型コロナの影響と、21年2月に始まったミャンマーの不確実な経営環境の影響を受けた」と説明した。

部門別にみると、売り上げの24%を占める飲食部門が44%減となり、特に落ち込みが大きかった。クーデター後の政情混乱を受け、展開するケンタッキー・フライド・チキンやレストランチェーン「YKKO」で営業店舗数や営業時間が減少したことが影響した。

自動車・重機部門も27%減った。クーデターに対する抗議デモで銀行や物流業務が停滞。車両登録事務所やディーラーのショールームも閉鎖され、トラクターや乗用車、二輪車の販売が落ち込んだ。

主力の不動産は28%増と堅調だったが、一部の開発プロジェクトについては今後、「経済環境の不透明さのため、短期から中期的に一時停止される」とした。さらに飲食部門についても「収益性を維持できなくなった場合、レストランの最大3分の1を恒久的または一時的に閉鎖する」と言及した。

ヨマ・ストラテジックは、ミャンマーの大手財閥ヨマ・グループの中核企業で、シンガポールで上場している。不動産を主力に、飲食、自動車、金融サービスへと多角化を進めている。

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ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

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