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ASEAN関連首脳会議が閉幕 議長国「実質的な成果」

【プノンペン=井上航介】プノンペンで開いていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の首脳会議が13日、3日間の日程を終えて閉幕した。議長国カンボジアのフン・セン首相は閉幕式後の記者会見で「実質的な成果があった」と主張した。クーデターで国軍が全権を掌握したミャンマー情勢を巡っては参加国間で意見の隔たりも目立った。

フン・セン氏は閉幕後の記者会見で「広範で重要なテーマについて建設的な議論ができた」と自賛した。安全保障や気候変動など100の分野で合意に至ったと明かした。だが、記者からミャンマー問題について問われると、同国のASEAN関連会議への復帰は「国軍の対応次第だ」と述べるにとどめた。

2023年はインドネシアがASEANの議長国になる。フン・セン氏は閉幕式でインドネシアのジョコ大統領に議長国の象徴である木槌(づち)を引き継いだ。ジョコ氏は「東南アジアに新たな冷戦を招いてはならない」と述べ、地域の安定のため中心的な役割を果たす姿勢を強調した。

東南アジアでは11月に国際会議が集中し、ASEAN関連首脳会議はその第1弾だった。15~16日にはインドネシア・バリ島で20カ国・地域首脳会議(G20サミット)、18~19日にはタイの首都バンコクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が開く。

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 ASEAN

ASEANの最新ニュースや解説をまとめました。
東南アジアではASEAN首脳会議が11月11日開幕、15~16日にはインドネシアでG20首脳会議が開催されるなど、政治イベントが続きます。会議の様子や合意の意義についての解説などをお届けします

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