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タイ、黒ヒョウ密猟の建設大手社長に実刑 禁錮3年2月

【バンコク=岸本まりみ】タイの最高裁判所は8日、野生生物保護区で黒ヒョウなどの密猟に関与した罪に問われていた建設大手、イタリアン・タイ・デベロップメント社長のプレムチャイ・カンナスート被告に禁錮3年2月と罰金200万バーツ(約680万円)の実刑判決を言い渡した。同氏は2018年に逮捕され、仮釈放中も社長を続投していた。

最高裁の判決を受け、イタリアン・タイは「判決は会社の事業に影響を及ぼさない」との声明を発表した。1日の取締役会で「社長が役割を果たすことができない場合、(プレムチャイ氏の息子の)トーラニ・カンナスート副社長を社長代理とする」と決議していた。

イタリアン・タイの株価は一時、前日比2%下落したが、終値は前日並みとなった。

イタリアン・タイはバンコク首都圏の3空港を結ぶ高速鉄道の建設など国内外の大型インフラ建設事業を手掛ける。共同創業者の息子であるプレムチャイ氏は1983年から社長を務め、21年3月末時点で、イタリアン・タイ株の11.9%を保有する筆頭株主だ。

プレムチャイ氏は18年2月、タイ西部カンチャナブリ県の野生動物保護区で黒ヒョウやミヤマハッカン、ホエジカの密猟などの疑いで逮捕。一審では禁錮1年4月、二審では禁錮3年2月の判決を受けていた。最高裁では銃器の違法所持、野生動物の密猟のほう助などで有罪と判断された。

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