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タイ航空、債務削減不調に 裁判所に更生案

事業資金確保、メド立たず

タイ国際航空は機材を2割削減する=ロイター

【バンコク=村松洋兵】経営破綻したタイ国際航空は2日、タイ中央破産裁判所に更生計画案を提出した。総額4100億バーツ(約1兆4000億円)に上る債務は削減せず、債権者に返済猶予を求める。今後2年間で500億バーツが必要な事業資金の確保はめどが立っておらず、再建への道のりは不透明だ。

更生計画案は5月に予定する債権者集会で同意を得たうえで、6~7月ごろに裁判所の承認を目指す。更生計画案の提出前に債権者と債務再編交渉を進めたが、不調に終わったもようだ。事業資金の調達は政府と民間を含めて様々な選択肢を検討するとした。

収支改善に向けてリストラを実行する。20年末時点で約2万1000人に上る従業員については、早期退職制度の活用などを通じて、22年までに約3割少ない1万4000~1万5000人に減らす。20年中に人員削減を進めており、19年末比では5割減となる。

保有機材は25年までに現在より2割減の86機に減らす。機種数は13から5まで減らし、整備費を圧縮する。航空機のリース料の減額も求める。路線数は19年の83から25年に75~80に再編する。

旅客需要が新型コロナウイルスの感染拡大前の19年水準に回復するのは24年を見込む。25年までに安定的な経営体質を築きたい考えだ。

タイ航空の20年12月期連結決算は最終損益が過去最悪の1411億バーツの赤字に陥り、債務超過額は1286億バーツに膨らんだ。タイ証券取引所は同社株の取引を停止しており、8日までに上場廃止にするかどうかを決める方針だ。

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