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ポルトガル総選挙、与党社会党が過半数獲得 現地報道

(更新)

【リスボン=白石透冴】ポルトガルで30日に前倒し総選挙(一院制、定数230)の投開票があり、改選前に少数与党だった社会党が過半数(116議席以上)を獲得したもようだ。現地メディアが一斉に報じた。新型コロナウイルス対策などが一定の評価を受けた。

報道によると、226議席分の結果が固まった段階で社会党の獲得議席数は117となり過半数となった。改選前は108議席だった。迅速なコロナワクチン接種、最低賃金の引き上げの公約などが支持を集めた。社会党を率いるコスタ首相は記者会見し「過半数を取ったからといって、我が党単独で政治をするわけではない。対話を重んじる過半数としたい」と勝利宣言した。

コスタ首相は「ポルトガルには安定が必要だ」と訴え、単独での政権樹立を目指してきた。選挙前は少数与党だったため急進左派「左翼ブロック」や共産党の閣外協力を必要とした。今回もギリギリとはいえ過半数の獲得が確定すれば単独政権の発足に道筋をつけたことになる。

政権交代を目指した最大野党、中道右派社会民主党は少なくとも71議席を取ったもようだ。改選前は79議席だった。21%の法人税率を2024年までに17%に下げるなどの公約を掲げ、産業界寄りの姿勢をみせていたが伸び悩んだ。

新興右派ポピュリスト政党「シェーガ」は躍進し、改選前の1議席から少なくとも12議席を取って第3党になったもようだ。政治に不信感を持つ有権者などの支持を取り付けた。

今回の前倒し総選挙は、2022年度予算案が議会で認められなかったことが引き金になった。左翼ブロックなどがより国民の暮らしを守る予算にすべきだなどと主張して賛成せず、政権運営が行き詰まった。政権樹立後、速やかに成立させられるかが焦点となる。

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