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アストラゼネカ製ワクチン ドイツ、60歳以上に使用限定

記者会見するドイツのメルケル首相=ロイター

【ベルリン=石川潤】ドイツ政府は30日、新型コロナウイルスに対応したアストラゼネカ製のワクチンについて、原則として60歳以上に使用を限定する方針を明らかにした。60歳未満は医師の判断などを条件に例外的に認める。60歳未満で接種後に血栓ができるケースが報告されているためだ。

新型コロナの第3波に直面しているドイツにとっては、ワクチン接種をいかに加速させるかが最優先課題だ。ただ、ワクチンの効果や副作用には読みにくい部分があり、手探りの対応を迫られている。30日夜に記者会見したメルケル首相は「開かれて透明であることがこの状況に対処する最善の道だ」と語った。

ドイツは3月半ばにもアストラゼネカ製ワクチンの接種を一時中断していた。欧州連合(EU)で医薬品の審査を担当する欧州医薬品庁(EMA)が18日に安全性を確認したため接種を再開したが、ドイツ国内の専門委員会の勧告を受けて60歳未満への接種を制限することにした。

メルケル首相とともに記者会見したシュパーン保健相は、60歳以上の高齢者を感染の第3波から守ることが重要だと指摘。アストラゼネカ製ワクチンの60歳以上への接種を積極的に進めていく考えを示した。

欧州の医療先進国であるドイツの判断は、アストラゼネカにとっても打撃となりかねない。ワクチンへの不信感が各国に広がれば、コロナ危機の収束や経済の正常化をさらに遠のかせてしまうリスクもある。

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