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英アーム、半導体設計10年ぶり更新 AI対応

ソフトバンクグループは傘下のアームを米エヌビディアに売却することで合意した

【ロンドン=佐竹実】英半導体設計大手アームは30日、最新版の「Armv9」を発表した。設計の更新は10年ぶり。人工知能(AI)の能力を備えるほか、セキュリティーも強化する。同社はスマートフォン向け半導体設計で世界で9割のシェアを占めるが、今後は様々な分野でAIの存在感が増すとみて性能を高める。

年内の実用化を予定している。サイモン・シガース最高経営責任者(CEO)は「AIの形作る未来を見据えた上で最先端のコンピューティング基盤を構築し、今後訪れるであろう類を見ない課題に備える必要がある」とコメントした。

ソフトバンクグループ(SBG)傘下のアームは半導体の設計を顧客企業に提供し、ライセンス収入を得ている。アームの設計は半導体を動かすために必要な電力が少ないのが特徴で、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」向けでの採用が増えている。

米半導体大手のエヌビディアは2020年9月、アームを最大400億㌦(約4兆4千億円)で買収することでSBGと合意した。エヌビディアは自社株式を対価の一部とし、SBGはエヌビディアの大株主となる計画だ。エヌビディアはアームの技術を手に入れることで、AI向け半導体の競争力を高める狙いがある。

この大型買収について、英国の競争当局である競争・市場庁(CMA)など各国の当局は市場競争上、問題がないか調査している。アームは米半導体大手のクアルコムやインテルなどを顧客に持っており、エヌビディアの傘下に入れば中立性が失われるとの懸念の声もある。

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