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英デジタル銀モンゾ、最終赤字200億円 21年2月期

利用者数は500万人を超え、メインバンクにする人も増えている=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】英デジタル銀行のモンゾが30日公表した年次報告書によると、2021年2月期の最終損益は1億2969万ポンド(約200億円)の赤字だった。赤字幅は前の期から1588万ポンド拡大した。利用者数は500万人強と1年間で約100万人(23%)増えたが、先行投資が重く黒字化が見通せない状況が続いている。

純営業収入は74%増の6220万ポンドだった。デビットカード決済などで稼ぐ純手数料収入が44%増の4231万ポンドと好調で、貸し倒れに備えて積む予想信用損失が縮小したことも寄与した。イングランド銀行(中央銀行)の金融緩和強化による金利低下が響き、純金利収入は8%減った。

期末時点の預金は31億2400万ポンドと2.2倍になった。モンゾをメインバンクとして使う顧客の割合は18.1%と1年前の13.8%から拡大し、若い世代を中心に銀行としての存在感をさらに高めている。

一方、事業拡大に向けた投資でコストがかさんでいる。人件費は20%増の9289万ポンドと純営業収入の1.5倍の水準だ。年次報告書には前の期に続いて継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に関する「重大な不確実性」が注記された。

同社は報告書で、英金融行為監督機構(FCA)から今年5月にマネーロンダリング(資金洗浄)に関する調査着手の通知を受けたことを明らかにした。顧客数や取引件数の急成長が続くなか、金融犯罪の防止といった安全対策の強化も課題になっている。

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