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WHO、EUのワクチン輸出制限を批判

WHOはEUのワクチン輸出規制を批判した(テドロス事務局長)=ロイター

【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は29日、欧州連合(EU)が新型コロナウイルス用ワクチンの輸出制限を始めると発表したことについて「ワクチンの公平な分配を妨げうる」と批判した。原材料調達から接種までの複雑なサプライチェーン(供給網)が乱れかねないと指摘した。

WHOのシマオ事務局長補は記者会見で「懸念している。ワクチンの供給網は非常に細分化されており、輸出制限はどの国にとっても有害になる」などと説明した。テドロス事務局長は「ワクチンの自国第一主義は短期的な政治目的にかなうかもしれない。だが長期的にみれば自国を傷つけるだけだ」と語った。

EUの欧州委員会は同日、ワクチン開発などの資金を支援するなどした製薬会社に対し、EU域内で製造したワクチンの出荷計画を事前に申告し、許可を得るように義務づけると発表した。英製薬大手アストラゼネカがEU向けワクチンの供給を大幅に減らすと通告したことが背景にあり、EU側には各社に圧力をかける狙いがあるとみられる。

一方中国・武漢市で29日から本格調査を始めた国際調査団についてWHOは「進捗に応じてどこを調べるか決めるものだ」などとして詳細を語らなかった。最初に集団感染が発覚した華南海鮮卸売市場のほか、トランプ前米大統領らが新型コロナの発生源と主張してきた武漢ウイルス研究所などが調査対象になるとみられている。

中国は自国が発生源という結論を避けたい意図があるとみられる。これまでにウイルスが輸入水産品から持ち込まれたなどとの説を主張している。

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