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エリクソンCEO、ファーウェイ排除に異議 報復を警戒

エクホルムCEOは「中国は重要市場」と位置づける=ロイター

【ロンドン=佐竹実】スウェーデンの通信機器大手エリクソンのボリエ・エクホルム最高経営責任者(CEO)は29日、同国が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の排除を決めたことについて、「我々の中国事業に影響するかもしれない」と述べた。世界の通信関連事業は「自由貿易と開かれた競争市場のもとに成り立っている」と指摘し、特定企業を排除した政府の判断に異議を唱えた。

スウェーデンの郵便電気通信庁は2020年10月、次世代通信規格「5G」からファーウェイと中興通訊(ZTE)の製品を使うことを禁止すると発表した。安全保障上の理由で排除を求める米国に歩調を合わせた。ロイター通信によると、中国外務省は直後に「スウェーデンは自国企業への悪影響を避けたければ間違いを改めるべきだ」と述べており、報復への警戒がエクホルム氏の念頭にある。

エリクソンの5Gの商用契約は127件に達した。フィンランドの同業ノキアとともに、ライバルであるファーウェイの排除の恩恵を受けている。一方でエリクソンにとって中国は、現地の携帯大手3社に5Gの機器を納入する「重要市場」(エクホルム氏)でもある。もし中国が排除の報復に出れば成長市場での商機を失いかねないというジレンマを抱えている。

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5Gとは
現行の「第4世代(4G)」の最大100倍の速さの次世代通信規格。毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットの最高速度はアナログ方式だった1980年代の第1世代の100万倍。2時間の映画を3秒でダウンロードできる。米国と韓国の通信大手が世界に先がけて商用サービスを始めた。

1Gから4Gへの進化は主に速さの向上だった。5Gは「多数同時接続」「超低遅延」という特徴が加わる。たとえば自宅で約100個の端末やセンサーを同時にネット接続できる。利用者が通信の遅れを意識することは格段に減る。

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