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ウクライナ東部ドネツクの捕虜収容所に爆撃 40人が死亡

(更新)

【フランクフルト=林英樹】ウクライナ東部のドネツク州にあるウクライナ人捕虜収容所で29日、大きな爆発があった。同国政府などによると、捕虜40人が死亡、130人が負傷したとみられる。ロシアが独立を承認した親ロ派部隊が支配する地域にある収容所で、ウクライナ、ロシア双方が相手国による攻撃だと主張している。

ウクライナ政府は29日、ロシア軍による攻撃だとし、検察庁がこの攻撃に関する捜査を始めたと明らかにした。ウクライナのクレバ外相は同日、「国際人道法の残酷な違反を強く非難し、ロシアをテロ国家に認定するよう国際社会に呼びかける」とツイッターに書き込んだ。

またゼレンスキー大統領は29日夜のビデオ演説で「ロシアがテロ支援国家であることを法的に認め、米国が行動を起こすべきだ」と訴えた。

一方、ロシア国防省は同日、ウクライナ軍の爆撃を受けたと反論。米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」による攻撃だったと主張している。

ドネツク州のバフムート周辺では29日にかけ、住宅や教育施設などにロシア軍による砲撃があり、4人が死亡、5人が負傷した。また南部のミコライウ州でもミサイル攻撃があった。公共交通機関の近くに直撃し、5人が死亡、7人が負傷した。それぞれの州知事がSNS(交流サイト)で明らかにした。

黒海沿岸にあるウクライナ南部オデッサ州の3つの港では、穀物輸送の再開準備が進む。ウクライナのクブラコフ・インフラ相は29日、3港のうち、オデッサとチョルノモルシクではすでに出荷準備が完了しており、ピフデンヌイは今週末までに完了する見通しだと明らかにした。

クブラコフ氏はロシア軍の封鎖に引っかかった17隻にはすでに穀物が積み込まれており、別のばら積み船でも積み込み作業が進んでいるとし、「構想が期待通りに機能すれば、世界の穀物価格は下がると確信している」と語った。

ウクライナとロシアは主要な小麦生産国で、ウクライナ侵攻後に穀物価格が世界的に高騰していた。ロシアの黒海封鎖でウクライナ国内に滞留している穀物が再び輸送されれば、価格の安定につながるとの期待がある。

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