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エアバス・ボーイング、航空機受注回復 4~6月最終黒字

【パリ=白石透冴、ニューヨーク=中山修志】欧米航空機メーカー2社の業績が回復している。欧州エアバスが29日発表した2021年4~6月期の最終損益は18億6900万ユーロの黒字(約2435億円、前年同期は14億3800万ユーロの赤字)だった。28日に発表した米ボーイングの同4~6月期決算も最終損益が1年9カ月ぶりに黒字転換した。新型コロナウイルスワクチン接種の普及で人の移動が先進国で再開し始め、航空会社が機材調達に再び動き始めた。

エアバスの4~6月期売上高は70%増の141億7700万ユーロ。商用機の受注数は126機で、各国が厳しい外出制限を課した前年同期の9機から大幅改善した。

21年通年の引き渡し機数の目標は「2020年と同水準(566機)」としてきたが、600機に引き上げた。29日、ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は「コストを削り、競争力を高めてきたのが理由だ」とコメントした。

米ボーイングの4~6月期最終損益は5億8700万ドル(約645億円)の黒字(前年同期は23億ドルの赤字)だった。3万人規模の人員削減計画を20年から始めていたが、想定を上回る業績の改善で削減人数を2万人に見直す。

貨物機を含む商用機の引き渡し数は79機と前年同期(20機)の4倍に回復した。小型機「737MAX」は、昨年末の運航再開後に500機を超える受注を得た。中型機「787」は新たな構造上の問題で、5月から出荷を停止している。

夏休みシーズンに入り、昨年よりは人の往来が見込めるとの見方が航空業界では強い。一方、感染力の強いインド型(デルタ型)の拡大による再度の感染対策導入などの動きもあり、先行きの商用機の受注動向には不透明感もある。

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