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独VW、再生エネ発電に参画 25年までに52億円投資

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VWは2030年以降、中国以外の全工場で再エネの電力だけを使う(写真は主力のウォルフスブルク工場)

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は29日、太陽光や風力などの再生エネルギー発電事業に参画すると発表した。2025年までに欧州で4千万ユーロ(約52億円)を投資する。電気自動車(EV)への移行を進めるなか、充電のための電気の脱炭素にも自ら関与する姿勢を示す。

VWグループの中核であるVW乗用車ブランドのトップ、ラルフ・ブランドシュテッター氏は、同日開いた脱炭素戦略のイベントで「VWは産業規模での再エネ発電への投資をサポートする最初の自動車メーカーだ」と述べた。

発電事業者の太陽光や風力の発電所建設プロジェクトに投資する。参加するプロジェクトを全て合わせると25年までに60万世帯の年間電力使用量に相当する70億キロワット時の電力を生み出す計画だ。まず22年に独電力大手RWEが独東部で建設する独最大級の太陽光発電プロジェクトに参加する。

VWはすでに再エネ電力を使った充電サービスを顧客に提供しているが、すべての公共充電ステーションが再エネを使っているわけではないとしてVWのEV販売が多い地域で重点的に投資する。電気を石炭などの化石燃料からつくっていてはガソリン車からEVに変えても二酸化炭素(CO2)の排出削減効果は限られるとの指摘に対応する狙いがあるとみられる。

VWは3月、独アウディや独ポルシェなどを含めたグループ全体の世界販売に占めるEVの比率を30年に50%とする計画を発表。VW乗用車ブランド単体では同年に欧州の7割をEVにする計画を持つ。

VWによると、20年のCO2排出量は3億6900万トンで、英国の排出量と同等の水準だという。EVシフトと再エネへの投資に加え、工場やサプライチェーンの脱炭素、リサイクルを推進することで、グループ全体の販売台数の約6割を占めるVW乗用車ブランドでは欧州で30年までに18年比で40%の排出削減をめざす。

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