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キプロス和平協議、物別れ 南北分断続く

29日、ジュネーブで開かれた非公式会合=ロイター

【イスタンブール=木寺もも子】事実上の南北分断状態にある地中海のキプロス和平に向けた関係者会合が29日、物別れに終わった。トルコ系住民が占める北側は2国家による併存を主張し、ギリシャ系の南側は受け入れなかった。半世紀にわたって続く対立解消のめどは立たない。

国連が27~29日、正式な交渉再開に向けた非公式会合という位置づけで、スイス・ジュネーブで開催した。南北首脳のほか、英国、ギリシャ、トルコの各外相も参加した。和平交渉は2017年に決裂して以来、途絶えている。国連のグテレス事務総長は2~3カ月後をめどに再度、非公式会合を開きたい考えを示した。

キプロスでは1974年、ギリシャとの統合を目指す勢力のクーデターが起きると、トルコ系住民の保護を目的にトルコが軍事介入して北部を占領。北側は83年に独立宣言した。トルコ以外の国際社会は承認していない。近年は沿岸でガス田が発見され、海上境界を巡るギリシャなど欧州とトルコの間の火種となっている。

2004年に連邦国家として再統合する国連和平案を巡って住民投票が行われたが、南側で否決された。北側では20年、再統合ではなく2つの国家の併存を主張する右派のタタル大統領が当選し、トルコも支持している。

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