EU、日本からの渡航を原則禁止に
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【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)は28日、域外からの渡航を受け入れる国のリストを改定し、日本を除外した。日本で新型コロナウイルスの感染者数が増えているのが理由。同日付で日本からEUへの渡航は原則禁止された。
EU非加盟のノルウェーやスイス、アイスランドなども渡航禁止の対象に含まれる。リストには条件付きの中国を含め、オーストラリアやシンガポール、韓国など7カ国が残った。今回の改定では、日本だけがリストから外れた。
出入国の権限は加盟国にあるため、最終的に日本からの渡航者を受け入れるかどうかは各国が判断する。対象は不要不急の渡航で、医療関係者や長期滞在者などの移動は認められる。
EUは2020年3月から域外からの渡航を制限してきた。同年7月から感染状況が比較的緩やかな国のリストをつくり、出張者や観光客を受け入れる基準として加盟国に示してきた。
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