ロシア兵の母ら、ウクライナ撤退求め書簡 侵攻を非難
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ウクライナ侵攻で動員されたロシア兵の母親や反戦を訴える女性団体は27日、ウクライナからの撤退などを求める議会宛の公開書簡を発表した。すべての兵士の帰還も要求し、侵攻を非難した。
公開書簡は27日の「母の日」に合わせて議員に送付された。ロシアによるウクライナでの「特別軍事作戦」は「破壊と悲しみをもたらしながら続いている」と批判した。
部分動員令の発令で30万人超が招集されたことに触れ、家庭内の稼ぎ手を失ったことで母親の負担が増したと主張。「軍事行動の支持は家族、女性、子供の保護と相いれない」と指摘し、ウクライナ侵攻を早期に終結させるように呼びかけた。
ロシアが一方的に併合した領土の防衛を根拠に核兵器を使用するとの懸念が出ていることにも触れ、「国のトップが常に核兵器の使用をほのめかすことは子供たちの運命に対する恐怖を生み出す」と批判した。
プーチン大統領は25日、ウクライナで従軍する兵士の母親らとの懇談で「人はいつか死ぬ。問題は私たちがどう生きたかだ」と発言。ウクライナ侵攻での戦死を美化する考えを示していた。
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