/

欧州ビール、ロシア完全撤退 ハイネケンは費用540億円

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える

【ブカレスト=久門武史、ニューヨーク=白岩ひおな】ビール大手のオランダのハイネケンとデンマークのカールスバーグは28日、ロシア事業から撤退すると発表した。ハイネケンは4億ユーロ(約540億円)の費用がかかるとの見通しを示した。ロシアのウクライナ侵攻で、欧米企業の間でロシア事業から撤退する動きが一段と広がっている。

ハイネケンは既にロシアへの輸出と新規投資の停止を表明していたが、28日の声明で「ロシアでの事業保有は持続可能でも実行可能でもないとの結論に達した」とした。従業員1800人の給与は2022年末分まで支払うとしている。

カールスバーグは「ロシア事業の完全な処分を目指す困難な決断をした。現在の環境下、正しいことだ」と表明した。同社はロシアのビール大手バルティカに出資し、ロシア事業の21年の売上高は65億デンマーククローネ(約1200億円)と全体の1割を占めた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、国際企業にロシア撤退を重ねて訴えている。米エール大経営大学院の調査によると、ウクライナ侵攻以来、ロシアからの撤退や事業停止などを発表した企業は28日時点で450社を超える。

同調査では撤退を決めた企業は米アクセンチュアなど174社に上る。米アップルやインターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コム、工業製品・事務用品の米スリーエムなど194社が現地での販売や生産など事業を停止し、米ゼネラル・エレクトリック(GE)など93社が一部事業の停止や新規投資の凍結を表明した。

「キットカット」などのブランドで知られる食品世界最大手のネスレ(スイス)は大部分の製品のロシアでの販売を停止し、食品・日用品大手の英ユニリーバもロシアとの輸出入を停止した。米外食大手マクドナルドはロシアで展開する全850店を一時閉鎖し、スターバックスやコカ・コーラも事業の一時停止を決めた。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
投稿チェック項目URLを投稿文中に入力する場合は、URLの末尾にスペースか改行を入れてください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻しました。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。

■動く戦況地図  ■戦況  ■マーケット・金融への影響  ■ビジネスへの影響 

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン