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キルギス議会選投開票、大統領支持派が優勢

【モスクワ=桑本太】旧ソ連・中央アジアのキルギスで28日、議会選挙が投開票され、大統領を支持する親政権党が多数を占める見通しとなった。キルギスではジャパロフ大統領が2021年1月に当選後、大統領への権力集中を進めている。支持派の勝利で大統領の権力基盤がさらに強まりそうだ。

中央選挙管理委員会によると、28日夜の暫定集計(開票率9割超)でジャパロフ大統領を支持する「アタジュルト」が16%超の得票で首位となり、2位、3位についても政権寄りの政党がそれぞれ10%を超える得票率を得た。政権に批判的な政党も議席を獲得する見通しだが得票率は限定的だ。現時点では投票に伴う大きな混乱は伝えられていない。

ジャパロフ氏は大統領の権限を強める政治体制の見直しに取り組んでいる。21年4月には、閣僚の任命権を議会から大統領に移すなど大統領の権限を強化する憲法改正が成立した。6年1期までとしていた任期を2期で10年間在任できるようにした。一方で、議会の定数は120から90に削減された。

キルギスでは20年10月の議会選後、当時の与党が圧勝したとの結果発表に抗議する野党側のデモが暴動に発展し政権が崩壊した。元議員のジャパロフ氏が首相になり、今年1月の大統領選で当選した。ジャパロフ氏はロシアを戦略的パートナーとして重視する外交方針を強調しており、欧米諸国などはキルギスの強権化への懸念を示している。

ソ連崩壊に伴う独立から30年を迎えた中央アジア諸国では民主主義の歴史が浅く、独立直後の政治的安定を維持するためにも強権的体制を敷いてきた国が多い。5カ国のうちカザフスタンは比較的緩やかな強権体制を敷く一方、トルクメニスタンとタジキスタンは厳しい強権的政権を長期化させている。

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