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EU、アストラゼネカに英工場からワクチン供給を要求

ワクチンの供給責任についてアストラゼネカと欧州委の言い分は食い違う=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)は27日、英製薬大手アストラゼネカに対し、新型コロナウイルスのワクチンを英国の工場から供給することを求めた。アストラゼネカがEUに対してEU内の工場の生産遅れのため大幅に供給量を減らすと通告したことに対して、EUは反発を強めている。

欧州委員会のキリヤキデス委員(保健衛生担当)は記者会見で「英国の工場も契約に含まれている。早い者勝ちの論理は拒否する」と述べた。アストラゼネカは22日、1~3月の供給量が合意した8千万回分ではなく3100万回分になるとEUに通告していた。一方ですでに接種が始まっている英国への英国工場からの供給は大きな問題なく進んでいる。

アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は26日の独紙などのインタビューで「契約は『最善を尽くす』ことだ」と述べていたが、キリヤキデス委員は「供給能力も契約に含まれている」とし、内容が食い違う。

欧州委はアストラゼネカのワクチンを29日にも承認する予定。承認に先立って20年8月に最大4億回分の事前購入契約を結び、資金を支払っている。キリヤキデス委員は「アストラゼネカは信頼を回復するために契約上および道義上の義務を果たしてほしい」と呼びかけた。

欧州委はアストラゼネカなどの供給遅れに関連して、欧州で生産するワクチンの輸出規制を設けることも検討している。これについてキリヤキデス委員は「輸出禁止や輸出制限ではなく、どこでどれだけ生産し、どこに売るのかを知るための透明性確保メカニズムだ」と述べた。

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